頑張りすぎている自分に気づくことがありませんか。
忙しい日が続いたとき、不安に押しつぶされそうなとき、ストレスや緊張が重なるとき、上手に呼吸ができなくなることがあります。
過呼吸とまではいきませんが、息苦しくなってしまいます。
呼吸は「吐くことが大事」と言われますが、十分に吐き出せていないので新しい空気が入ってこない…。けれど、深い呼吸ができないのです。浅い呼吸からくる息苦しさに悩まされることはありませんか。
そんなときに役立つ精油をご紹介します。
呼吸をととのえるための5つの精油
🌸 フランキンセンス
瞑想で使われる心を落ち着ける香りです。
胸部の緊張を緩めて呼吸をスローダウンさせ、呼吸を整えます。
不安感がある時、心が混乱した時に、平安な気持ちをもたらします。またこの精油は喘息や気管支炎などにもよく、肺を浄化する精油でもあります。
🌸ラベンダー
胸部が緊張しているときは、耳から首にかけて、背中や肩のあたりも硬くなっていることがあります。
ラベンダーは筋肉の緊張を緩める作用があります。この香りを吸い込むだけでも体の緊張が徐々に緩んでいきます。
精油を薄める植物油があるなら、小さじ1杯のオイルにラベンダー精油を1~2滴たらして、トリートメントするのもおすすめです。後頭部から首、肩にかけて、そして肋骨や横隔膜のあたりに塗ります。緊張やストレスで硬くなってしまった筋肉をゆっくり、いたわってあげてください。
🌸 イランイラン
過呼吸やパニックを起こした時に使える精油です。
この精油は、ストレス時に出るアドレナリンの分泌を抑制して神経系をリラックスさせます。不安やプレッシャーや恐れの気持ちがあるときに、気持ちを緩めてくれます。
🌸 カモミール
この香りは、ひとりで頑張りすぎる人に向きます。
「私がやらなくちゃ!」「私が頑張らなくちゃ!」と自分を追い詰めてやりすぎてしまう人が、自分の限界に気づくように助けます。ひとりで抱えてきた気苦労を少し楽にして、誰かに頼ってもいいんだよと気づかせてくれます。
🌸 ゼラニウム
上品な甘さと青臭さを含んだその香りは、心のバランスを取り戻させてくれます。不安を感じている人には、安心感を与えます。
この精油は、ストレスや働きすぎで神経が疲れている人に向きます。自分の感情を忘れて奮闘してしまうような人を、我に帰らせて、豊かな感性を思い出させます。
頑張りすぎている自分に気づいたときや、呼吸が苦しくなってしまったときには、これらの精油を使ったアロマセラピーがおすすめです。
精油の使い方
香りを使う時には簡単な使い方を試してみてください。
- 無水エタノールに精油を垂らす
- ティッシュペーパーに精油を1~2滴たらして、それをデスクの上に置く
- マグカップに熱いお湯を入れて、そこに精油を1~2滴たらして香りを拡散する
- お風呂に精油を1~2滴たらす
- アロマスプレーを作ってみる 無水エタノール5ml、精油3~6滴、精製水25ml

香りは瞬時に脳に伝わって、気持ちに影響をあたえていきます。自律神経の司令塔ともいえる場所に伝わります。そしてそこから筋肉にも影響が及んでいきます。
呼吸が楽になったとしても、精神的な圧迫感がなくならないと感じたりします。胸部の緊張は緩んでも、喉のつまりや不快感が残ることもあります。問題は呼吸だけではないということですね。
そんなときは、今の自分の「心」に合った香りを選んでみるようにしましょう。ストレスの本当の意味にも、少し目を向けてみてください。
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