ほめ言葉が苦手な人へ|自己重要感を高める関わり方

「自分のこと好き?」と聞かれると、
多くの人は、容姿とか能力、性格などをあげて、「あんまり」
あるいは、好きなこともあるけどそうでもないことも…
と答えるようです。

でも実は、本当はみんな自分のことが好きなのだと思います。
見た目や個性なんてかかわりなくです。

だって、自分自身なんですもの。一生付き合っていく大切な自分なのです。

やっと歩き始めたくらいの、小さな子供のことを考えてみてください。
スタイルは、頭でっかちで四等身ぐらいでしょうか? 手足は短くてずんぐり。おむつをして、ちょっとガニ股。動きも不器用で、上手に歩けずよく転ぶ。訳のわからない歌を歌ってみたり、大きな声で何かを叫んでいる子もいます。
でも、そういう姿も様子もかわいいと感じる人は多いはずです。

生まれて間もない子猫も、カタチはたいして整っていないですが、やっぱりかわいい。

外見でも能力でもない、存在そのものが持つ魅力というものがあります。はみんな持っているはず
そして本来、すべての人は自分に対するそんな「愛着」を持っています。

だから、ほめられると嬉しいし、好きだといわれるとやっぱり嬉しい。
全ての人は「自分には価値がある」「自分は必要とされている」と感じていたいのです。
それを「自己重要感」と言います。

自己重要感を高めれば高めるほど、自分に自信がついてきます。そして、前向きな人生を歩めるようになります。

他の人をサポートするときには、その方の自己重要感を育ててあげることができます。そうする中で、お互いの信頼関係も増していきます。

自己重要感を育てるために

自己重要感を高めるために、よく言われる方法があります。
「ほめること」
「結果に関わらず、よく頑張ったと伝えること」
「あなたならできる、と信頼や期待を向けること」
「あなたがいてくれてよかった、と存在を認めること」

これらの言葉は、確かに人の心を温め、力を与えます。

でも、自己肯定感が低い状態にある人の場合、こうした言葉を素直に受け取れないことも少なくありません。

ほめられると、
「そんなことないです」
「たまたまです」
「本当は大したことをしていない」
と、心の中で打ち消してしまう。

あるいは、
「そんなことを言うのは、何か下心があるのではないか」
「その程度のことでほめるなんて、馬鹿にされているように感じてしまう」
そんなふうに受け取ってしまうことさえあります。

日本人は、ほめること、ほめられることに慣れていない人が多いかもしれません。
そのままの自分を受け入れてもらうよりも、条件付きで認めてもらえた経験があるかもしれません。
人前では謙遜し、家族をほめることもなかったかもしれません。

ですから、誰かのいいところを探してみたり、ほめ言葉を「ありがとう」と素直に受けとってみる。
そんな練習から始めてみるのもいいかもしれません。

他人の自己重要感を高める関わりは、結果的に自分の自己重要感も育ててくれます。
自分の言葉で誰かが元気になったり。一歩踏み出せたとき、「私はここにいてよかった」と感じることができます。
そして自分に対しても同じような関わりができるようになっていきます。
責めない、急かさない、価値を疑わない。そんな態度が身についてくるのです。

自己重要感の土台になるもの

自己重要感を高めることは大切です。
でもそれが、
「いつもほめてもらいたい」
「いつも誰かに必要とされたい」という形になると、人間関係は苦しくなってしまいます。

自己重要感は、何もできていない自分にもOKを出せる自己肯定感の上に築かれるものです。
感謝されなくても、何もできない日があってもそれでいいのです。

そのありのままの自分を受け入れることを土台に、人との関わりを少しずつ積み重ねていってください。

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