
国内で糖尿病として治療を受けている人は552万人で、予備軍と言われる人たちは2000万人いいるといわれます。
膵臓と血糖値の話
膵臓や血糖値は、年齢や生活習慣によって変化が見られます。
膵臓は年齢とともに重さが減少し、柔軟さがなくなり硬くなって(線維化)きます。高齢になるにつれて糖尿病になりやすくなるのはこうしたことが要因の一つです。
またアジア人は、欧米人よりインスリンの分泌能力が弱いという傾向もあります。
内臓脂肪の放出する炎症物質がインスリンの働きを妨げるため、腹部の脂肪が増えすぎている場合は注意が必要です。さらに、年齢が上がると筋肉量が少なくなりますが、そうなると血糖を蓄える場所がなくなっていきます。筋肉量を増やすことも血糖ケアの一つとなります。
膵臓を大切にするためには、禁煙と、お酒を飲み過ぎないこと、脂肪分の多いものを摂りすぎず、食物繊維を摂り、よく噛むようにするのは役立ちます。
また過労やストレスも膵臓に負担をかけるので、生活スタイルや自分の感情などにも目を向ける必要があります。

ストレスで「甘いものが欲しくなる」しくみ
ストレスを感じると、脳は甘いものを食べたくなります。
甘いものをついつい食べたくなるとき、脳内でセロトニンやドーパミンがたりないのかもしれません。糖質を摂ると、血糖値は一気に上がり、脳内ではセロトニンやドーパミンが出て気分が安定します。
血糖値が急激に上がると、その後、反動で急降下します。
すると、
・イライラ
・気分の不安定
・疲労感
・気分の落ち込み
・集中力の低下
などが起こり、また甘いものを食べたくなります。この血糖値の急激なアップダウンを「血糖値スパイク」と呼びます。
甘いものは中毒性がありますが、小麦粉製品も中毒性があるので、甘いケーキ、クッキー、パンなどは要注意ですね。
甘いもの以外でセロトニンを出す方法。
・運動
・たんぱく質を摂る
・スキンシップや人との交流
・アロマテラピー
ストレスをため込まないこともセロトニンを減らさないために大切です。
ストレスケアは、アロマテラピーの得意分野ですね。セロトニンを出すには、リラックスできて心地よいと感じる必要があるのです。セロトニンをつくる材料はたんぱく質に含まれるトリプトファンです。
甘いものを食べたいときは、栄養素が不足している可能性もあります。たんぱく質を増やすにも大切ですが、主食(ごはん)の量が少ないと体はそれを補おうとして、甘いものが食べたくなることもあります。食生活を見直すのもよいことです。

血糖バランスを整えるアロマケア
ストレスレベルが高まると血糖値が上昇すると考えられています。イライラやストレス、孤独感などを感じたときに、お気に入りの香りを使ってみるのはどうでしょうか。
アロマトリートメントは、末しょう循環が悪くなりやすい患者さんの血行改善に役立ちます。
そして心を落ち着かせるトリートメントは、ストレスホルモンを減少させ、天然に鎮痛剤・抗うつ剤として働くエンドルフィンの放出が刺激されます。また免疫を刺激するので、感染症対策にも役立ちます。
シナモン精油は、総コレステロールを低下させ、インスリン感受性を高めインスリン分泌を促進し、血糖値を下げるといわれます。クローブ精油の抗酸化作用は糖尿病の酸化ストレスの管理に役立ちます。
でもこれらの精油は非常に刺激が強く、普通に使うことは勧められません。
身近なスパイスで使用するのがおすすめです。
インスリン分泌を促進し、LDLを低下させるといわれるコリアンダーや、インスリン抵抗性を下げ、抗酸化の作用もあるカルダモンなどと一緒に、チャイティーにして飲むのはどうでしょうか。
紅茶もミルクも血糖値が急激に上昇することを防ぎます。
血糖バランスと心の落ち着きは深く関わっています。香りの力を、無理のないセルフケアとして役立ててみてください。


