見えないところで与えあう世界

自然から学べること

植物以外の、自然の香りについてお話しします。

それは生まれたばかりの赤ちゃんの匂いです。

赤ちゃんは何もできなくても匂いでママを応援してる

ミルクのように甘くてベビーパウダーのようにふわふわしたやさしい匂い。ママたちの心をとらえる匂いです。「癒されてください」と、この匂いのハンドクリームも開発されたそうです。

カナダの大学でされた実験によると、新生児のママたちはこの匂いでドーパミンの量が増えたそうです。

「ドーパミン」  幸福ホルモンの一つです。 幸福感や快感をもたらします。

それだけではなく、やる気や集中力なども高めます。気力や体力が必要な時期に、ちゃんと、赤ちゃん自身がそれをくれるって、すごい仕組みですね。

出産時にオキシトシンで強められた絆を、さらに深めていけるのは素敵です。「自然」は頑張る新米ママさんたちを応援しているに違いない。

でも、本当に大変なときには誰かに助けを求めてくださいね。

自然界の共生関係

持ちつ持たれつは、自然の生き物たちの中にもたくさん見られます。

ミツバチは花から蜜をもらうけど、その代わりに花粉を運んで、花のお手伝いをします。

さらに面白いのは、最近の研究で、花はミツバチの羽音を聞くと、蜜の量を増やすことが観察されています。
まるで「待ってたよ、どうぞ…」と言うように。

自然の中には、そんな与え合いの関係が、当たり前のように存在しています。
私たちのまわりにも、きっと目に見えない“与え合い”の循環がたくさんあるのかもしれません。

受けて、与えて

人間関係も同じだと思うのです。
誰かにいつも与えてばかりだと、どこかで疲れてしまうし、逆に受けてばかりでも苦しくなってしまいます。

きっとどんな人でも、つらいときには誰かに支えてほしいし、嬉しいときには誰かを支えたくなる。
自然界と同じように、人と人も「受けて、与えて」のバランスの中で生きているんですよね。

インドには、こんな言葉があります。

「あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」

「迷惑はかけない」「かけられるのは嫌」と思っても、なかなかそうもいかないのが現実です。
誰もが知らないうちに誰かの助けになっていたり、逆に支えられていたりするものです。

「受けて、与えて」。
自然界のように、その循環の中にいられることを心地よく感じられると、肩の力も抜いて生きられるような気がします。

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