
「自律神経を整えましょう」と、よく聞きます。
自律神経の機能は、年齢で低下してしまうからです。
年齢が上がって、眠りにくくなった。
夜中にトイレに起きる。
花粉症が良くなった。
そんな話を聞きます。
女性ホルモンの低下も、眠りやトイレ習慣に影響することもありますが、
自律神経も影響していることがあります。
年齢とともに機能が低下してしまうのは、リラックスに関わる副交感神経の方です。
交感神経が過多になると、血圧が上がります。
また、眠りに入りにくくなったり、熟睡しにくくなります。
交感神経が優位になると、膀胱が収縮しトイレに行きやすくなることもあります。
アレルギーは、副交感神経が優位なときに出やすいので、交感神経が優位になると、花粉症も軽くなるかもしれません。
また、交感神経の緊張感が続くと疲れてしまうので、気力が低下したり、集中力が低下したり、イライラしやすくもなったりします。
男性の場合は30代から、女性の場合は40代から、10年で15%ずつ自律神経の機能が低下していくという報告があります。
リラックスして副交感神経をアップする必要性を感じますね。
副交感神経を優位にしましょう
日常の中でも精神的なストレスを感じたり、ホルモンバランスや体調の影響によって、あるいは季節の変化によっても自律神経が疲れてしまうことがあります。
そのためのセルフケアは大切です。
今この場でできる整え方を3つだけご紹介します。
よかったら、ひとつでも一緒にやってみてくださいね。

深呼吸
呼吸は自律神経と深いかかわりがあります。
なんとなく緊張しているとき、気づかないうちに呼吸が浅くなっていることがあります。
そんなときには、頭をあげて胸を広げて、深い呼吸をしてみましょう。
深呼吸によって副交感神経を優位にできます。
4秒数えながらゆっくりと息を吸い込み、ちょっと息を止めて、6秒かけて長く吐き出して、吐き切るようにします。これを3回繰り返します。気持ちがちょっと落ち着きますよ。
首の筋肉を緩める
首の後ろに手を当てて、やさしく触れてみてください。
長時間のスマホやパソコン作業、過度なストレスなどで緊張しやすい場所です。
手のぬくもりを感じながら、ゆっくり呼吸をしてみましょう。指や手のひらをそっと当てているだけで楽になったりします。
余裕があれば、首をゆっくり前や横に倒して、気持ちよく伸びるところで止めます。
さらに、耳の下から鎖骨にかけて、
やさしくなでるように触れてみてください。
くるくると円を描くようにほぐすのもおすすめです。
*耳の下から鎖骨にかけて走る筋肉は「胸鎖乳突筋」と呼ばれ、自律神経とも関わりの深い部分です。
首の後ろや前の部分を、蒸しタオルなどで温めるのもいいですね。
首まわりがゆるむと、体も気持ちもふっと軽くなっていきます。
アロマテラピー
お持ちの精油があれば、香りを試してみてください。
「これ、なんか落ち着く」「気持ちが静かになる」
そんな香りが、今のあなたにぴったりな香りかもしれません。
オレンジやラベンダー、ゼラニウムの香りで、からだの力が抜けるのを感じることがあります。
ネロリやプチグレンの香りで、心にザワザワしていたものが静かに沈んでいくこともあります。
疲れている人は、アロマを使うと眠くなったり、一時的に頭がボーっとしてしまうことがありますが、その後、いつの間にか元気になっていたりします。
自律神経は、日常のちょっとしたことで整えていくことができます。
がんばって整えるのではなく、「ゆるめてあげる」ことが大切です。
なんとなく疲れているとき、落ち着かないときは、まずは呼吸からでも大丈夫。
あなたの体は、ちゃんと回復する力を持っています。


